Ricsung  story

【　プレゼントがやってきた　】

毎度、文章力ないくせにゴメンナサイ　Ｔ＿Ｔ


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[30回]

2014年　クリスマスの早朝

雪こそ降ってないものの
零下のソウル市内

キーンと張りつめた空気の中を
太陽が少しずつ顔を出す

ピンポーン

ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン

この乱暴な呼び出し音に
エリックは起こされた

”こんな早朝から何だよ”

ベッドの中でもぞもぞと
寝返りをうち、
扉を見つめる

ピンポーン
ピンポーン
ピンポーン

”しつこい・・・(-o-)”

文句を言いつつも
温かいベッドを後にした

”寒っ”

「どちら様？」
そう言うつもりで
部屋の片隅にあるインターフォンの
画面を覗くと
声もかけずに勢いよく玄関へ走った。

ガチャっ

「ヘソン！！！！」

そう、訪問者は俺の片思い、シンヘソン。

「遅せーよ、居ないかと思った」
人の家を訪ねておいて、
朝からご機嫌斜めなヘソン
 
「どうした？？」


「お前、こういう俺が見たかったんだろ？」

「え？？？」

「だから、こういう俺が見たかったんだろ？」

ぶっきらぼうに言うヘソン

「え？？？まぁいい。とりあえず中に入れ」

状況を把握できないエリック
ヘソンの手を取り、部屋へと招きいれた

「冷たっ！！お前隣のマンションから来るだけで、
何でこんなに冷たいんだ？」

「扉の前で考え事してたから」

「考え事って何？
まぁいい、とりあえず座れ。
今コーヒー入れるから」

そう言ってヘソンの手を離し、
キッチンへと体を向けた

「お前が見たいって言うから来たけど、
でもバカにされるかもしれないし、
どうしようかって迷ってた。」

エリックの背中に話すヘソン

キッチンへたどり着く前に、
エリックが今きた道を戻ってきた

「ヘソン、悪いけどさっきからお前が何を言ってるか
意味が分からない」
 
「お前、こういう俺を見たかったんだろ？」

エリックは改めてヘソンを見た。

あ、髪が白い！
茶⇒黒⇒黄⇒茶そして白！？

「色、抜いたのか？」

ヘソンの髪に手を差し込み
やさしく撫でる。

サラサラと柔らかな毛質に
銀世界を跳ねるキラキラとした白狐を重ね合わせる

「あぁ。お前、雑誌のインタに応えてたから・・・」

”俺が言った？”
思わず声に出しそうになった。

思い出そうにも、
ヘソンの髪色なんて指示した覚えはない。

「メンバーのクリスマスプレゼントを考えていたんだ。
でもお前のがどーしても浮かばなくて、
雑誌をみてたら書いてあったらから。。。

Ｑ”エリックさんが欲しいクリスマスプレゼントは？”

Ａ”白くて冷たくて
でも見てたら
温かい気持ちになって
嬉しくなるようなものが欲しい”って。」

その記事なら覚えている。

忙しい時期だったんだ。

そんな時、
雑誌の取材で
「クリスマスのご予定は？」
という問いに

「仕事」と答えた

その後”彼女”の存在を表すような回答が欲しいのか、
色々と質問攻めに合い、

「最後に、クリスマスプレゼントは何が欲しいですか？」

という事で、
面倒に思った俺は
窓の外に降る雪を見ながら、
適当に言った。

「白くて冷たくて・・・
でも見てたら
温かい気持ちになって・・・
嬉しくなるようなものが欲しい」と。

でも、それとヘソンとどう結びつくのか
エリックは疑問だった。

「エリ、お前は俺の事が好きなんだろ？
俺の事いっつも白いって言うし、
俺はお前に冷たく接している。
そうなると、白くて冷たくてって俺の事じゃん。
だから今日は頭も白くしてみた。
お前の好きな”白いヘソン”だ。
温かい気持ちになったか？」

”なるほどそういう事か！”

エリックは想定外の展開に
嬉しくなった

「ヘソン、よく分かったな。」

「バカにしないか？
黄色にした時はレモンションレモンションって
バカにしたから、また冷やかされるかと・・・」


「しないよ、だって俺は白いヘソンが欲しかったから」

「そうか。よし、じゃー俺は帰る」


「なんで？」

「もう満足だろ？プレゼントは終わりだ」
  
視線を合わさず、玄関移動しようとするヘソン


「ヘソナー、オオカミの家に押しかけておいて、
それは無いんじゃないの？」

「何が？」

エリックの壁ドン

「とぼけるなよ。口実つくってまで俺に会いにきたのに？
本当は俺の事好きだろ？」

「ち、違う！お前こそ、クリスマスは仕事なんだろ？
さっさと準備しろよ！」
 
「話そらすなって。
まぁー仕事だったけど・・・
誰にも邪魔されずにヘソンを手に入れるには
どうしたらいいか考える仕事」

「はぁ？？？」

「もう仕事は終わったから、今からオフだ」

そういって、グっとヘソンを抱き寄せた

「ヘソン、俺はクリスマスプレゼンとを
頂いていいんだよな？」


「大事にしろよっ」







おしまい

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読んでいただき
ありがとうございました！！

帰宅が遅かったので、
日付が変わっちゃった＞＿＜
ミアネ。

さて、このお話、
実は去年の年末コンの白ヘソンの画像やＹＴをみて
ネタ帳にかいておりまして
あっという間にクリスマス。
急いで仕上げました！

今年のクリスマス、
二人はどうだったのかな？
気になりますね(*^_^*)

もちろん一緒だったと、
りくしょんペンとしては
妄想しております。

さて、白ヘソンやエリクの画像を
入れたいと思います。
多分明日かなー？
よかったらまたチェックしてください＼(^o^)／


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