Ricsung short story

【　Heartbreak　】

「失恋」




毎度、文章力ないくせにゴメンナサイ　Ｔ＿Ｔ
「and more」から→　→　→　→　→　→　→　→　→　→　↓↓↓

[30回]

 


これは俺たちがまだ
宿舎に住んでいた頃の話だ。

 
 
ヘソンが失恋した。

 
あいつがどんな女に恋をしたのか、
興味は無かった。
 
ただ、どんな所にヘソンが魅かれるのか、
それなら興味はあった。
 

それは俺がヘソンの事を好きだからかもしれない。
 

「俺、好きな人ができた」と
酒の席で知らされて、

今日まで、差ほど時間はかからなかった。
 
この日は妙に明るいテンションで
外出したヘソンだったが、
帰宅するなり無言で部屋に入った。

 
俺はいつしかヘソンの行動で
心情を読み取る事が出来るようになっていた
 
鍵の無い部屋。
ベッドに横たわり小さくうずくまるヘソンがいる。
 
きっと泣いているのだろう
 
俺はヘソンに身を寄せ
背後から抱きしめた。
 
「エリ・・・?」
 
小さく呟くヘソン。
 
「今日は抵抗しないんだな」
 
小さくため息をつくヘソン

「悪いけど、一人にしてくれる？」
 
俺はヘソンの胸に
手の平を広げてグっと押し当てた。
 
「何？」
 
「手当。お前心が痛むんだろ？」
 
「・・・」

俺の手にヘソンが手を重ねてきた。

「エリ、あったかいね」

少し涙ぐむヘソンの声に

「大丈夫」と、ささやいた。

「エリ」

「なぁに」

「俺、失恋した」

「うん。大丈夫か？」

ヘソンは俺に返答せず、
そのまま言葉をつづけようとするが・・・

「俺・・・ッ」

なかなか言葉にならないヘソン

「辛かったら別に言わなくてもいいぞ」

「うん。でもエリに聞いて欲しい」

「あぁ」

「俺、告白した奴って男だったんだ」

「うん」

「驚いた？」
 
「いや」
 
「軽蔑しただろ？
グループの中にこんな奴が居たら嫌だろ？」
 
「全然」
 
「嘘だ」
 
「じゃー、俺がお前の事を好きだって言ったら軽蔑する？」
 
「え？」

ヘソンの肩がピクリと動いた。
 
「驚いた？」
 
「これでおどかしっこは
お相子ね。」
 
「エリ・・・俺、今はお前の気持ちに応えられないよ」
 
「いいよ。今は俺のコト考えなくて。」
 
「うん・・・」
 
「俺の手当てで早く元気になーれ」
 
「それ、何かのセリフ？」
 
クスっとヘソンが笑い、
俺の腕の中でクルリと回転した。

 
「どんな顔で言ってんの？」
 
チラリと俺の顔を見上げるヘソン
 
「俺の顔が見たくなったか？ヘソン」
 

「ちょっとね。」
 

そう言って、また少しだけ笑い、
俺の胸に顔をうずめた。
 
「エリ、今日はこのまま眠っていい？」
 
「いいよ。よろこんで。」
 
おやすみヘソン。
  


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いかがだったでしょうか？！

↓このサジンが出た時、チングから
お話のリクエストを頂いて、妄想しました！


時代背景がかなり違いますが・・・
そこは気にしないでね！
だって、今だったらカップリングが成立してるし＾＾
なーんて。

このサジンが出た時、正直ヘソンには見えず、
ドンワンかエンディだと思ってたの。

じーーーーーーーーーっと見たら、
おヒゲが薄ら。
素のヘソンなんだね。

メイクして綺麗にしてる彼等しかあまり見ないから、
メイク無のプライベート顔って、
やっぱ年相応の顔に。。。

それでも好きよ。
リアルりくしょん、万歳！！






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さーて、明日から釜山♪
来週戻りまーす。