Ricsung story

【　その仕草が…　】

[9回]

この眉を掻く仕草…
そしてこの表情をする時は何か問題を抱えている時だ。

「エリ、何か考え事？」

「いや…別に。ヘソンは大丈夫だったか？」

先週のコンサゲストの事、
楽しんでくれたペンも居たが、
はやり苦情が来たのは事実で、
俺も相当困惑した。

シナコン前で仕事を抱えているエリックに
心配を掛けたくなかったが、
結果としてエリックの耳に入り、
今週のコンサ終わりは
エリックが迎えに来ている。

いつ来たかは分からない
楽屋へは顔を出さず、
関係者しか入れないこの地下駐車場で
俺を待っている。

俺が視覚にエリックを捉えた時、
そう、この表情をしていた。

自分の事より何でも俺を優先するエリ
たまには自分の事を大事にしてほしい。

「もちろん、俺は大丈夫だよ。
俺はペンの溢れる愛の中に居たんだから」

今日はこの愛が要量オーバー
涙が出た事は内緒にしておこう。

「そうだな。俺もヘソンの溢れる愛に包まれてるから大丈夫だ」

「うそ？！俺の愛、溢れて出してる？？オットケー」

笑顔になったエリックが俺を抱きしめた

「エリ？」

「勿体ないから吸収中」

「エリ、一人で抱え込むなよ？」

「あぁ」

” こんな所で ”…そう思うよりも、
こうしてエリックが俺から癒されてる事の方が重要だ

俺はエリックの胸にしばらく収まった。


おしまい


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文才ないのに、毎度ごめんねー。
読んでくれてありがとう！

ツイッターにね、
ひよちゃんがこの画像をアップしてくれて、
すぐ浮かんだこの妄想。

アウトプットしてみました！

イイネタをありがとう！！


そして、昨日のヘソンの涙、
切ないわーＴＴ





１つ前のお話
【　君の手　】

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