Ricsung story

【　君の手　】

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[15回]

今日は18thを迎えるシンファの皆さんに
個別インタビューです！
ちょっと踏み込んだ恋愛トークも
ズバリ質問しました！！

【エリックssi】

では最後に恋の質問です。
エリックさん、初恋はいつですか？

「僕、アメリカ育ちなんですけど、
幼稚園の時、少しだけソウルで暮らしてたんです。
その時通った園の子が好き過ぎて、
ずっと追いかけまわしてました。

でも、恋とか愛とかわからない年齢ですし、
兎に角
『お手手つなごーーーーー！！』って。
 
でもそいつ、
逃げ回って全然捕まらなくて…
相当嫌われる事ですよね（笑」

カッコイイエリックさんに追いかけられて、
恥ずかしかったんじゃないですか？
可愛い女の子ですね

「え？色白の男の子ですょ（笑」

あ、そうなですか？

「その年頃って男女の区別ってあまりありませんから」

で、ちょっと質問を反らされたんですけど…
初恋は？

「真剣に人を愛してると思ったのは、
韓国で芸能界入りした訓練生の時ですね。」

どんな方ですか！

「今思えば、幼稚園で追い回した奴と
あまりタイプが変わってないのかな、
色白でちょっと人見知り、綺麗な子ですね」

そうなんですね、エリックさんに気に入られるなんて、
とても羨ましいです♥
ところで、今お付き合いしている女性はいらっしゃいますか？

「残念ですが、ここ何年も付き合いはないですね」

そうですか。今日はありがとうございました。

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【シンヘソンssi】

ではヘソンさん、
最後の質問ですが、初恋はいつですか？

「初恋？そうですね…
人を意識したのは結構早かったです

僕の人見知りのきっかけになった奴ですけどね、
小さい頃、通っていた幼稚園で、
四六時中『お手手つなごう！』って
迫ってくる奴がいたんです。
園での記憶は全然ないんですけど、
その印象だけがすごくあって…

すごく迷惑だったんですけど、
ある日突然居なくなったんです。
そしたら毎日が急に淋しくなって、
ずっと泣いてましたね。

逃げるという行動で、
僕なりに彼を構ってたと思うんです。

意思表示が上手いわけじゃないし、
きっと彼の事が好きだったんだと思います」

相手は男の子だったんですね？？

「そうなですよ…可笑しいですよね（笑」

ヘソンさん！！その相手の男の子、
エリックさんですよ！！！！

「え？」

さっきエリックさんも
似たようはお話をされてたんです！！！

「子供の頃は誰もが類似した思い出がありますよ」

そうですか？…そ、そうですよね。
すいません、ちょっと興奮しました＾＾
ヘソンさん、恋愛という意味の初恋は？

「はっきり意識した事は無いですね。
気付いたらそばにいて、空気みたいな？
だから、”これが初恋”だ！！と
意識した事無かったです。かといって
恋多き男ってわけじゃないですよ！！」

あはは、そういう事にしておきます♪

「でも、その人がきっかけで、
僕の人見知りは少し緩和したとお思います」

そうなんですね。
良い方と出会えましたね。
では最後に、今お付き合いしている女性は？

「すいません、全くいませんね…」

そうですか。
今日はありがとうございました！

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18thのアニバコンサ目前の
シンコムオフィス。
メンバーは会議をしながらも、
隣の会議室で個別に取材を受けていた。

ヘソンが取材を終え、
メンバーのいる会議室へ入ると
エリックがソファーで眠っていた。

「あれ？みんなは？」

「連日遅いから、今日はもう解散した」

「そっか。エリックは？」

「ん？お前を待ってた。帰るだろ？」

「あぁ」

そういうと、エリックはヒョイとソファーから立ち上がり
椅子にかかるヘソンのダウンを投げて渡し、
自分のコートを羽織って廊下へ出た。

身支度が整ったヘソンは
先に部屋を出たエリックを
小走りに追いかける

廊下の先に見えるエリック

「エリー！お手手つなごうー！」

ニコニコしながらヘソンが声をかける

「お前、さっきのインタビュアから聞いたのか？」

「あぁ。」

「お前、アメリカ育ちだよな？」

「それが？」

「何で俺と同じ江南の幼稚園に居るんだよ！！」

「親の仕事で短期間…って、え！！！ヘソンなのか？」

エリックは驚きのあまり、
立ち止まってヘソンを見つめた

「そーだよ！お前、急にいなくなるから、毎日泣いて…
俺の幼児期の印象はソレしかないんだぞー！！」

可愛すぎるヘソンに
エリックはキスをした

「俺の目に狂いは無かったんだ！！」

「やめろよ！俺は手をつなぐ事しか許可してないぞ！」

「もう１回キスしていいですか？」

「ダメ」

「抱きしめてもいいですか？」

「ダメ」

「えぇーー許可してくれないじゃん！」

「ここではダメだ」

エリックは満面の笑みを浮かべ言った

「じゃー早く帰ろう！」

ヘソンはエリックの差し出した手を取り、
エレベーターを待たずに
非常階段を駆け下りた。



おしまい

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読んで頂き、ありがとうございます。
近所の幼稚園の前を歩いていると、
この光景をみましてね、
追いかけてる子は、滑り台の上で
力尽きたようで、
大声で「お手手つなごー！！」と
連呼してたんです。
実に可愛く、ほのぼの＾＾

どちらも男の子だったので
あ！これＲＳだったら？！とおもい、
書いてみました＾＾
いかがでしょう？！

書いといてなんですが、
ふと幼少期ＲＳ小説、
前に書いたのを思い出しました。
↓
『 Happy Halloween♪ 』
設定が違うだけで、内容が似てる（笑
進展ないなー、私。
そんなmongですが、
これからもどうぞよろしくお願いします♥



１つ前のお話
【　delight　】

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