Ricsung story

【　delight　】


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[13回]

時計は間もなく午前１時になろうとしていた。 

キッチンに置いてある椅子に片足を乗せ
ヘソンはダンスの練習をしていた。

「まだ頑張ってんのか？」

「うん」

リビングへやってきたエリックは
ヘソンに声を掛けた

「明日ＭＶの撮影があるんだ。
覚えてるハズなんだけど、
明日となると急に自信なくてさー。
エリ、ちょっとみてて？」

ソファーに座り
煙草に火をつけたエリックは
ヘソンの動きを静かに眺めた。

「エリ、肩の角度、これでよかったか？
こっちの手先、伸びてるか？」

「・・・・」

「何か言えよ」

「ヘソン、最後まで踊れって」

ヘソンはスマホから流れる音に合わせ
真剣に踊り切ると、エリックに視線を向けた

「良かったよ。」

エリックはもっていたタバコを灰皿へ押しつけ
ヘソンへと近づいた

「ダンスは俺が教えた通りで完璧。
ヘソン、イイ曲なんだから自信もてって。」

「でも。。。」


「ヘソンだったら大丈夫だ。
これまでだってカムバックをやってきただろ？」

「うん。」

「人からの評価がどうこうより、
何よりお前は歌が好きだ。
歌の力を信じろよ。」

「うん。」

「ヘソン、椅子に足乗せて？」

ヘソンは大人しく片足を乗せた。
と、同時にエリックがしゃがみ込むと、
ヘソンは足首にヒヤリとした冷たい感覚に驚いた

「何？！！」

「ヘソンのカムバックが成功するお守り」

エリックはシルバーの細い鎖で繋がれた
アンクレットをヘソンの足首につけた

「あ・・・ありがとう。
俺、歌は好きだけど、
エリックの方が好きだよ？」

「何？今日のシンヘソンは
えらく素直だな？」

エリックがヘソンを見上げ、
ニヤリと笑った

「エリックが居ないと
好きな歌も歌えない。」

エリックはスッと立ち上がり
唇が触れる寸前で呟いた

「良い子だヘソン
キスして？」

ヘソンは軽く触れるキスを２回すると、
エリックの首に手を回し
薄く唇を開いた。



おしまい

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文才ない私のお話、
ご覧いただきありがとうございましたヽ(^o^)丿

今回もチングのひよちゃんの画像に影響され、
ビビビーーーーっと萌え書きです（●＾o＾●）


この寸止め画像が妄想をかき立て
いてもたってもいられませんでした！！

優しく誘導するエリック、
無言で応えるヘソン。

萌えるーーーー！！！

ひよちゃん、いい加工をありがとう！






1つ前のお話♪
【　スーパーフード　】

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