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【 キヲク② 】
ひよちゃん原作/mong妄想脚色しすぎのRS合作小説
このお話は全てフィクションです。
BL等が苦手な方は予めご遠慮ください。
また突起な表現もございます。
ご理解頂ける方のみお読みください。
予め但し書きをしておりますので、
クレーム等はお控え頂けると幸いです。
【6】-------------------------------------------------------
エリックの部屋にヘソンの痕跡は何も無かった。
終わりも告げられず、
突然エリックから故意に消し去られた二人の関係。
思い出の数々が“ただのメンバーとしての記憶”に
上書きされていく事実はヘソンにとって耐えがたく
日に日に心は壊れていった。
そして、ヘソンは決断した。
エリと誓いを立てた二人の記念日
ヘソンは「それ」を実行する。
*
二人の記念日
ヘソンはエリックと揃いのセーターに袖を通し、
二人の愛の証し、ペアリングを身に着けた。
ベッドの上に座る
ヘソンの右手には鋭く光るナイフが…
エリとの思い出が薄れてしまう前に、
すべてを永遠にするために
左手首にナイフを当てた
倒れ込んだシーツの上
まだ微かにエリックの香りを感じた
「エリク…さらんへ…よんうぉに…」
(訳:エリク愛してる。永遠に)
*
昼間から酒におぼれ、どうにか帰宅したエリック
時計は真夜中の0時を指し
何故だか、今ヘソンに会わないといけない気がした。
ふらふらとヘソンの家へ向かう。
インターホンを鳴らすも応答がない
胸騒ぎがしたエリクは無意識に
ヘソンの部屋の暗証番号を押していた。
なぜ知っていたのか自分でもわからない。
ヘソンの部屋は真っ暗で人の気配がなかった。
奥に進むとベッドルームから明かりが…
「…ヘソン…?」
遠慮がちにドアを開けたエリックは、目の前の光景に息をのんだ。
ベッドの中央にいたヘソンから血の海が広がってたのだ。
「ヘソン!!!!」
ヘソンに駆け寄り抱きしめるも、気が動転し、
どうしていいのか分からず、ただヘソンの名前を呼び続ける。
そのとき枕元にあったヘソンの携帯が鳴る。
画面には「ミヌ」の文字。
急いで携帯を手に取った。
「あ…ヘソン?」
「ミヌ!ヘソンが!ヘソンが!!!」
「お?ヘソンの携帯だよな?」
「ミヌ!!!ヘソンが!!!!」
エリックの尋常ではない状況に驚いた
「エリ!落ち着け!どうした?!!」
「ヘソンが…ヘソンが…自分で手首を切って…」
「え!!!!!!?」
「息は?息はしてるのか?」
「わからないわからないわからない!!!!」
「エリ!落ち着け!ヘソンの口元に手を当ててみろ!」
「…してる…ヘソン、息してる…」
「分かった。今近くだからすぐに向かう!
救急車より早いだろう。
エリ、止血わかるよな?ヘソンの手首をしっかり縛って
何か上着を着せて駐車場まで下りて来い」
ダラリと重力に従うヘソンの体をしっかりと抱える
駐車場に着くとちょうどミヌの車が入ってきた。
~救命救急~
待合の廊下
会話なく床を見つめる二人。
「エリック、何があった?」
「分からない。ただ、胸騒ぎがして行ってみたら…」
「そうか…」
ミヌはそれ以上尋ねなかった。
そこへ看護士がやってきた。
「ヘソンさんの備品です」
透明のビニールに入れられた血のついたリング
ミヌが手を伸ばし、それを受け取る
横目で確認したエリックは
血で染められたベッドにリンクし
恐ろしい光景がよみがえる
“うっ“
その場を離れ、フラフラと壁伝えにしゃがみ込んだ。
「エリ、お前大丈夫か?!」
「悪い、ちょっと…」
「ここはいいから、ひとまずお前は帰れ」
「いや、でも…」
「ダメだ。メディアに嗅ぎつけられてもまずい。
対応も考えないといけないだろうから、
代表のお前がしっかりしとかないといけないだろ?」
「わかった」
縫合と輸血で大事には至らなかったが、
ろくな食事もしていなかったヘソンの体は衰弱し、
眠り続けた。
【7】-------------------------------------------------------
目が覚めるとそこは病院のベッドの上だった。
心配そうにヘソンを見つめる二つの瞳。
「ヘソン、大丈夫か?俺の事わかるか?」
「ミヌ」
「良かった」
エリックではない。
現実を叩きつけられ、笑うしかなかった。
「どうしたヘソン?」
「いや別に。ミヌ、悪かったな」
「ホントだよ!!お前ら二人揃って」
「ふたり?どういう事?」
「お前は手首切るわ、エリックは倒れるわ」
「エリックが??」
ヘソンは目を見開き、ミヌの腕を強く掴んだ
「落ち着け、ヘソン」
「エリックがどーしたんだよ?
今ドコにいるんだよ?!」
体を起こし、ミヌを揺さぶる
「ヘソン、落ち着けって!!!
エリックは大丈夫だから。
隣のベッドに寝かせてある」
ミヌは横のカーテンを開くと
エリックが寝かされていた
「おぃ、ヘソン!動くなって!」
ヘソンは点滴を抜き取り
ミヌの制止を振り切り
エリックに駆け寄った
「エリック?エリッ!エリッてば!!
起きろよ!お願いだ、死ぬなよエリ!」
取り乱すヘソン
「ン…ッ。ヘソン?」
「エリ!!良かった、生きてた」
ヘソンが勢いよく寝ているエリックを抱きしめた
エリックはヘソンの頭を撫で優しい声で
「ヘソンが生きてて良かった」そう答えると
体を起こし大きく深呼吸をした。
そしてヘソンを真っ直ぐに見つめた。
「ヘソン、シナから抜けて逝くってどんな感じなんだ?」
エリックの言葉が突き刺ささり
視線を反らす事さえできずにいた。
「…それは…」
「俺は…」エリックは左手薬指にはめられたリングにキスをし言葉を続けた。
「俺は愛する人を残してこの世を去ったりしない」
エリックの手にはめられていたのは
ペアリングの片方だった。
そのリングを見たヘソンは
自分の犯した罪の大きさに泣き崩れた
「ヘソン、ごめんな」
「元はと言えば、俺が悪いんだよな。
辛い思いさせたよな?淋しかったよな?」
エリックはヘソンをベッドに座らせ
支えるように肩に手を回した。
【8】-------------------------------------------------------
~ 回想 ~
シナコン終了直後のバックヤード
ヘソンが落ちる寸前、
“危ない!!”
そう思った時にエリックの体は動いていた。
そこからはあまり覚えていない。
ただ、名前を呼ばれ、目を開けた景色の中央にいたヘソンに対して、
“こんなに綺麗なヤツがメンバーに居たなんて”
そう思った。
実際ヘソンと付き合っているのに、その記憶だけ失われ、
ヘソンに一目ぼれしたのだ。
そして理性が働き“やばい”と思った。
同性愛に目覚めた気持ちに焦り、
切なくて苦しい毎日を過ごした。
メンバー同士、家族同然の関係を壊さないよう、
ヘソンのへのこの気持ちは絶対にバレてはいけない。
エリックにまとわりつくヘソンに対し微妙な距離を保つ。
気を紛らわす為、友達を誘い飲みに出かける毎日。
酒がまわった頃、みんなが口々に言いだした
「エリー、今日は彼女のノロケはないのか?」っと。
「彼女?」
「何だよ?!別れたのか?お前ゾッコンだっただろ?」
「誰の話?」
「エリ、そりゃーな、喧嘩でもしたら
人に言いたくない時もあるよな。
知らないフリもしたいもんだよ。
そうだ、今日は俺の奢りだ!」
その場は良かったが、エリック自身ひどく焦っていた。
彼女との記憶が無い。
行く先々で
「今日は彼女の話をしないのか?」
「溺愛する彼女にはいつ会わせてくれるのか?」っと聞かれ、
「どんな容姿だったか」と聞き返すと
「それは絶対秘密だ」と、過去のエリックは何も言っては無かった。
自分が彼女を溺愛している事は分かったが、
全く思い出すことができない。
芸能人である以上、どんな情報が漏れるか、
彼女を放っておくことはできない。
兎に角彼女を見付けて、
そして別れを告げるつもりだった。
エリックの心の中はヘソン以外
考える事ができなくなっていたからだ。
毎日家のどこかに彼女の痕跡がないか
探してまわるが見つからず、散々だった。
“俺は誰と付き合っているか?”
過去の秘密厳守な自分に腹が立つ。
その反面、ヘソンへの思いが強くなり
気持ちを抑えきれずにいた。
気付くとヘソンの家に行き、
ヘソンを抱きしめ導かれるようにキスをしていた。
その瞬間我に返る。
“ヘソンに何て事をしてしまったのか…”
心と身体、思考が思うように繋がらない。
早朝、ヘソンが訪ねてきた時は
もうボロボロで限界だった。
ヘソンに彼女の探し物をしている事を伝えた時の無反応をみると、
メンバーにも彼女の事を伝えていない事がわかった。
ヘソンもエリックのプライベートな事と思ってか、
その事には何も触れなかった。
ヘソンを目の前にし、
もう彼女の事なんて、どーでも良かった。
シャワーを浴びたら思い打ち明けよう、
そう思っていたが、ヘソンの姿は消えていた。
空いている時間は昼夜関係なく彼女の形跡を探しつづけた。
全くつかめない存在。
苛立ちを酒に流すが、飲んでも飲んでも酔う事が出来ず、
脳裏にはヘソンがチラついた。
ある夜、妙な胸騒ぎ…。
ヘソンを訪ねると手首を切っていた。
こんなにも恐ろしい光景を目の当たりにするとは…
ただただ怖かった。
ヘソンを胸に抱いた時、震えが止まらなかった。
*
静かな病室にヘソンのすすり泣く声が響く。
「なぁヘソン。親友のヨンベ、わかるだろ?
あいつなら何かわかるカモって訪ねてみたんだ。」
エリックはヘソンの左手に撒かれた包帯に手を添えた。
*
ヘソンが自殺未遂をした日
病院から家に戻ったエリックはシャワーを浴びながら
まだ腕に残るヘソンの感覚を思い出し、泣いた。
衣服を着替え
まだ日が上がる前だったが
親友のヨンベの家へ向かった
「おい、お前何時だと思ってんだよ!!」
そう言いながらもヨンベは向かえ入れてくれた。
「ヨンベ、お前に恥を承知で聞きたい事がある」
「俺に隠してる恥なんてあるのかよ?」と、
たたき起こされた彼は不機嫌そうに言った
「俺の彼女って誰だ?」
「は?お前バカだろ?散々ノロケ酒に付き合わされる俺の気持ち、
わかってないだろ?」
「お前、俺の彼女を知ってるのか?!!」
ヨンベは立ち上がり小さなトランクケースをもってきた
“俺の宝物”と書かれている
「何?」
「見覚え無いか?開けてみろよ」
鞄を開けるとヘソンとの写真が山のように入っていた
「…ヘソン?」
「そーだよ、お前何年ヘソンと付き合ってる思ってるんだ?
人に言えないからヘソンの事を“彼女彼女“っていってるだろーが?」
「何でお前がコレを…」
「テメー!それも覚えてないのかよ?!
お前が10年も前にコレ持ってきたんだろー!!
ヘソンとの思い出を1つも無くしたくないから預かれって!
自分が持ってたら、いつ誰に自慢してしまうか怖いっ、
実際何かあったらまずいから、
本当に大切なものは手元に置かない方が良い!って
そんなお前がヘソンの存在を忘れてどーすんだよ!!」
ヨンベの怒鳴る声を聞きながら
エリックは小さな小箱を開けた。
“Foever Love Hyesung”
そう刻印されているリングは
病院で見た血に染められたヘソンのリングと同じものだった
エリックはその指輪と手にとり、
薬指にはめた時だった。
「アッ」
エリックをヒドイ頭痛が襲った
そう、一気に記憶が戻り始めたのだ
「アーーッ!頭が!!」
「おぃ、エリ!!どうした?!」
衰弱しきった体に空酒、
そしてヘソンとの記憶回復
脳が焼けるように熱く、
エリックはその場に倒れた。
【9】につづく
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12 | 2025/01 | 02 |
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・혼잣말
・지우고, 버리고, 잊어도
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