Ricsung　story

  【　計算式は裏にある　】



画：hiyori★文：mong



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[14回]

「ただいまー」

帰宅するなり台所へ直行するエリック
冷蔵庫を開け、何やら探し物

「ヘソーん、俺のプリン知らない？」

「・・・」

エリックより早く帰宅したヘソンは
冷蔵室の目線の高さにあった
”とろける高級プリン”というラベルに
食欲を抑える事が出来なかった

気まずく思ったヘソンは
横にあったジャケットで顔を覆う

直後、冷蔵庫の扉が閉まる音と共に
こちらへ向かう恐怖の足音が。

諦めたヘソンはジャケットから顏をだし、
とびきりのウィンクをエリックに送る
そう、自身でポイントをおさせている
可愛いウィンクである


「ヘソナー、そんなコトしても無駄だよ？
はぃ、俺の大事なもの食ったおしおきね」

ジャケットを持つヘソンの手首を掴み、
エリックの頬が緩む

この男、 エリックの計算通りに事が運んだのだ。
ヘソンの優位に立つために・・・
それは甘いもの大作戦。

冷蔵庫のヘソンの視線の高さに
彼の大好きな珍しいプリントをセット
確実食べるという計算だ。

しかしその裏では・・・

帰宅し、冷蔵庫を開けたヘソンは
視線の先のプリンを見つめていた。

食べればきっとエリックは俺に
甘い罰を与えるだろう。

食べなければ
帰宅早々冷蔵庫の前で沈み込んで、
その後の悪酔いしたかのように俺に絡む。

どっちも面倒だけど、
今夜はエリックに抱かれてやってもいい気分。

ヘソンはニヤリと笑い
プリンに手を伸ばした。

２人とも素直じゃないけど、
求めている答えは一つなのだ。

「ヘソン、プリンの味がする」

「とろけるプリン、もっと欲しくない？」



おしまい

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≪あとがき≫
毎度文才の無い文章にお付き合い頂き
ありがとうございます！

本日２つ目。
これもひよちゃんのブログにアップされた画像に
即影響されて、コメント欄の萌え書きを移行してみました♪

YES・NO枕的プリン、どうどう？笑
どーしてもヘソン攻で終わりたかった(・_・;)

本日雨だけど、
りくしょん脳は快晴快調であります！！


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