Ricsung　story

【　雨　】



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↓↓↓

[23回]

世間が寝静まった頃、
二人で買い出しに出かけた

今夜はヘソンがお泊り。
隣の部屋に引っ越してきた俺の手伝いに
ヘソンがやってきた。

元々隣の棟とよく行き来するものの、
ヘソンが俺の家に宿泊するのは
ほぼ無い。

今日は特別
隣だから”帰る”と言ったヘソンを
無理やり引き留めた

いつもと違う状況に
ちょっとだけテンションの高い俺

チラチラとヘソンを気にしながら歩く

「うゎ！綺麗」
ヘソンの感嘆の声

「え？」

「桜！」

道路沿いの小さな公園
敷地から溢れ出した満開の桜

数時間前は花見の宴会が行われていたであろう

「ココ通ろう？」

返事を待たずに先を歩くヘソン

濃紺の夜空に
街灯に照らされたピンク色の花

花を見上げるヘソン。
俺は少しだけ腰をおろし
ヘソン鑑賞

言うまでもなく

ヘソンは桜より綺麗だった

「今夜は雨だな」
ヘソンにそう告げる

「マジで？？桜散る？」

「んーーーー、結構」

「そっか。明るい時間にもう１回見たかったけどな」

少し残念そうに言うヘソンと
肩を並べマンションへ戻った






アルコールも入り
桜色のヘソン。

冷たい風に当たりたいと、
ベランダへと行った。

「エリー！」

ヘソンに呼ばれベランダへ出る
夜空には明るい満月。


「全然雨降る気配無いけど？マジで降るのかよ？」

ヘソンの背後からのバックハグ
そして耳元で囁く
「降水確率100％」

「はぁ？？」

ヘソンの耳に、首にキスキスキス

「キスの雨」

「バッカじゃない？」

「予報、当たっただろ？」

「…俺、傘もって無い」
ヘソンがクルリと正面を向く

「じゃー濡れるしかな・・・」

言い終わる前に
ヘソンから深いキスをされた

静まり返ったベランダに
二人だけの水音



翌日、ヘソンの体に舞ったキスの花びら
これも俺の予報通り

当然のことながら怒られ、
昼間の花見に連れて行く約束をさせられた。

”俺ならいつでもヘソンを咲かせられる！”
そう言いたかったけど、
もちろん言葉には出さず、
心の中でニヤついた。


おしまい。


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読んでくれてありがとう！

ツイにあがってた
【「キスしよう」をあなた風に伝えてみた】で
ついシナメンの名前を入れて遊び、
エンディの時に出てきた言葉をみて、
このお話ができましたヽ(^o^)丿

「キスしよう」をandy風に伝えると
「今…俺のキスの雨が、君の唇に降る確率は100％だぜ…」になります。

「キスしよう」をシンヘソン風に伝えると
「あー…なんかキス的なアレとかしたいなあ…（ﾁﾗﾁﾗｯ）」になります。

「キスしよう」をピルギョ風に伝えると
「あ、今すぐキスしないとしんじゃう病気になっちゃった！
どうしよう！助けて！早く！」になります。

「キスしよう」をムンジョンヒョク風に伝えると
「キスミープリーズ！！」になります。

「キスしよう」をエリック風に伝えると
「100円あげるからキスさせてよ」になります。

脳内はどーしても「りくしょん設定」で読んでしまいます。笑

興味があったらやってみてー
登録無しですぐできるよー♪
http://shindanmaker.com/326527



さて、このお話、
途中で変えたんだけど、
濡れる・・・のくだりで
「ヘソン、どうした？」

「濡れる前に脱がないと！」
ってのは、ウケ狙いに走ってしまうので、
カットしました。笑