Ricsung  story


【　New Drama　】



毎度、文章力ないくせにゴメンナサイ　Ｔ＿Ｔ





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[16回]

ミヌの家で飲んでいた。

「あいつ、ドラマの撮影が決まったらしい」
 
そうミヌに聞かされ、
俺はひどく同様した。

「どうした？」


ミヌのその声に固まっていた視線が解放される

「ホントに出るのか？」

「あぁ。」

「どんなドラマ？熱血ものとか似合うんじゃないか？」
あえて恋愛がテーマなものを避けていう。

「いや、男女が絡む甘く切ない恋愛ものらしいぜ」

「あいつが？！！」

「何、お前。動揺してんの？」

「当然だろ！あいつにそんな演技できるわけ無いだろ！」

「そうか？俺は見てみたいけどな。
案外ぎこちなさがファンを萌えさせるんじゃないか？」


軽く笑うミヌに苛立つ。

この感情は何だろう？

メンバーが新しい事にチャレンジするんだから、
応援すべきなのに、胸の奥から込み上げてくる熱いものが
俺から冷静さを奪っていった。

「・・・嫌だ」
グラスを握る手に力が入る

「え？」

「ヘソンが他の女と絡むなんて嫌だ！」



そう、ドラマの話がきたのはヘソンだった。

「エリ、応援してやれよ」

「出来ない！知らない女にヘソンが・・・」

「別に知らなくないだろ？女優なんだし」

「ミヌ！！！そういう意味じゃない！！」

「お前嫉妬してんの？」

「悪いかよ！！」

「エリは嫉妬する表情までもカッコいいな。」

「なんだよ、お前！！
俺を怒らせて何が面白いんだよ！」

「エリ、お前のその感情、
ヘソンは毎回口に出せないでいるんだぜ？
お前はそれを楽しんでいるだろ？
ヘソンをカラカウためのドラマなら受けるな！
俳優として真面目にやるなら別だけど？
お互い好きなら、そろそろそういう感情の遊びはやめろ。
振り回されるヘソンの気持ち、わかっただろ？
相手の気持ちも考えろ！」


「じゃー、ヘソンのドラマの話って・・・？」

「嘘だょ。
お前ヘソンの事になると、
簡単に信じ過ぎだ。
あいつがドラマに出るハズないじゃん、
お前、またドラマのオファー来てるだろ？
そういう事だから。」

その時来客を知らせるベルが鳴る。
そしてミヌが
「今日は家に戻らないから、好きに使っていいぜ」

そう言って玄関へと向かっていった。

どういう意味だろう？
考える間もなく、目の前にヘソンが現れた。

「あ、エリも来てたんだね。
ミヌはちょっと酒買ってくるって出てったよ」

「あぁ」
   
俺とミヌが今までどんな話をしていたか知らないヘソンは
近況報告を次々とよくしゃべる。

「エリ、そういえばドラマのオファーが来たって？」

ドキリ

「そうなんだよ、神話の活動に専念したいから、
ドラマは辞めとこうかと思うんだけどな」

「え？どうして？俺、俳優のムンジョンヒョクって好きだよ」

「恋愛ものでも？」

「うん。エリックが出るなら何でも好き」
ニコニコと照れくさそうに言うヘソン


「ヘソン、ごめんな」

「何が？」

「お前、俺の事が好きだよな？」

「まぁな」
キョロキョロと目が泳ぐヘソン


「俺もお前の事が好きなんだけど、
同性のお前の事を好きだと受け入れられなくて。
だけど、お前の興味を俺に向けていたいから、
ちょっかい出したり、からかったり。
嫌な思いばかりさせたな。」


「別にいいよ。俺はエリクが構ってくれるだけで嬉しかったから」


「ありがとう。
このドラマ、受けてもいいかな？
恋愛ドラマなんだけど
女と絡んでも平気か？」
   

「受けなよ！正直相手役に嫉妬するけど、
それだけムンジョンヒョクに
魅了させられてるんだと思う。」


「そっか。あ、あのさ？俺と付き合ってくれないか？」

「喜んで！その代り楽しんで仕事しろよ。」


「お前の為に楽しんで仕事するよ、
ヘソン、ありがとう」


少しだけ気恥ずかしい二人。

「ミヌ、遅いね？」
このドキドキする感情を紛らわすヘソン。

「あいつ、今日戻らないぜ。
部屋は好きに使っていいって言ってたし」

「どういう意味？」

「さぁ、どういう意味だろうね・・・？」


おしまい


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読んでくださって
ありがとうございました！！

エリクのドラマが決定したころに
軽～く書いていたのですが、
最近チラホラでてくる
ドラマ撮影の笑顔のエリをみて、
仕上げてみました＾＾